法人破産 [事例8]
経費補てんで借入増大⇒会社破産して借金1億8000万円が0円に
投資業
債務整理方法 | 借金総額 |
---|---|
会社破産 | 1億8000万円 ⇒ 0円 |
背景
Aさんは、未公開株式の販売などを斡旋する投資会社の代表でした。当初、最大で7億円ほどの資金を事前準備していましたが、営業社員を多く抱え人件費が予想以上にかさんだため、経費不足分が発生し、それを借入で補てんしていました。
その後、人員整理や事業規模の縮小など効率的な経営に努めましたが、大手ベンチャー企業の株式公開の中止や、世界的な不況のあおりを受けてAさんの会社業績が一気に悪化しました。
合わせて、会社代表者であるAさんが病気で長期入院したことも重なり、Aさんは会社継続を断念、今後の借金について相談すべく、当事務所を訪れたのでした。
対応
Aさんが当事務所を訪れたのは、営業を停止してから3年後のタイミングでした。
そのため、会社名義の資産、および負債について、Aさんはすでに失念しており、把握できていない状態でした。そこで、弁護士が決算資料を確認し、未回収の売掛金やその相手方の住所情報などをまとめた上で、破産管財人に資産回収作業を引き継ぎました。
結果
未回収の売掛金については、当事務所の弁護士がきちんと精査したうえで引き継いだこともあり、破産管財人によってスムーズに回収されました。
最終的にAさんの会社名義の借金1億8000万円は、会社破産により全額免除され、無事に解決を図ることができました。
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